道路特定財源の一般財源化！？

近頃、道路特定財源の一般財源化の議論が白熱しています。
ガソリン税値下げ隊なんて変なものが出てくる始末。

しかし、道路特定財源の一般財源化を議論すること自体間違いなのです。

国交省HPによると、
「道路特定財源は、道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設されたものであり、受益者負担の考え方に基づき、自動車利用者の方々に利用に応じて道路整備のための財源を負担していただいている制度です。」とのこと。

つまり、道路整備のために徴収した税金を、道路整備以外の目的（一般財源）に使用すること自体、おかしいのです。
制度の趣旨からいくと、道路整備の縮減に伴って、道路特定財源も縮減されるべきなのです。


しかし、政治家は一度制度化した道路特定財源を減らすことは考えず、他のことに使用できないか考えました。
そうです、悪巧みの始まりです。
普通なら国民に反対されるところですが、今や国民の目は、無駄な道路整備を減らすことだけに向いており、政治家の悪巧みに気付いていないのです。

一般財源化されると、道路を整備するために徴収されたガソリン税が、例えば、必要以上に広い農道整備や、銀行の赤字補填、無意味な二千円札作成に使用されることとなり、無駄使いは変わらないのです。

私は、道路整備が縮減された分、ガソリン税を安くするべきと考えます。